萩野崇ファンツアーヴァレンタイン・デー in ITALY
2004年2月13～14日
ローマ観光＆ヴァレンタインディナーレポ

ｒｅｐｏｒｔｅｒ：ロムロムさん

　2月13日

さあさあさあさあ、今日は萩野さんと一緒に､ローマ観光です！
朝一番。まずはくじ引き。バスのどこに座るかを決める､重要な儀式（？）です。だれもが萩野さんの近く（前の方）に座りたいに決まっている。しかし私はブービーでした。ブーブー。
そこで思い切って後ろに座っちゃう。全員が着席したところで､さあ、萩野さんの登場です。ぱちぱちぱち。黒のジャケット､セーター､帽子､ジーンズ。黒い靴。指には水色のインディアンジュエリーの指輪。ミネラルウォーターのペットボトル。やあ！って感じで気さくにほいっと座る。早速､真後ろの席の人とおしゃべり。羨まし～。
せめて写真でも､と思うのだけど､一時もじっとしてない萩野さん､シャッターを押してから撮れるまでの間に横向いたり後ろ向いたりしちゃう。あー、編集できるデジカメにして良かった。
さて、まずはサンピエトロ広場。バチカンですよー、皆さん。広広とした広場を､ぐるりと太い円柱（大理石？）が囲んでいる。中央辺りに人一人立てるくらいの黒いスポットが2つあって、ガイドさんがそこに立つように指示。「ここから見ると4本の柱が､こっちに立つと1本に見えるんですね～」どれどれ､と試す萩野さん。「え？なに？どれ」「だからこう」「ああ！そうかー」しかし話の展開についていけない私。4本が一本？なんのこっちゃ？「エー分からない分からない」と言ってたら､なんと萩野さん自ら教えてくれた。「ほら､ここに立つとね､あそこの柱が…」きゃーっきゃーっ。必死で理解しようとする私。「あ、わかった！なーるほどぉ！」「ね、そうでしょ」えらく得意げな萩野さん。嬉しいわ､ありがとうございますぅ。私は感動していましたが､皆さんは写真をぱちぱち。イタリア来てよかったーとしみじみ思う瞬間。
そしてサンピエトロ寺院。入場する前に荷物検査があって、そのあとの行列で､皆並んでいる中すこし離れたところでポーズをとるお姿。絶好のシャッターチャンス。さすが俳優さん､決まってます。そしてここには私の憧れミケランジェロ作「ピエタ」が！いよいよこの目で！どきどきどきどき。カラフルな制服のスイスの警備兵を横目に見つつ中へ。ところが、「ピエタ」は11時半公開だって。見られない。あーん、明日も来てやるう。絶対見るんだ。
さて萩野さん。寺院のなかに。その荘厳さに､感心なさっていた模様。しかし残念ながら、私はあんまり覚えてない。なぜなら､私がその凄さに心奪われてしまったからなのでした。（ごめんなさい､萩野さん）
さてお次はコロッセオ。かつての闘技場。てけてけ歩いている内に､萩野さんの隣に来たのでラッキー。ガム噛んでるから「ガム好きなんですか。」「うん好きだね」「チョコは？」「好き」「じゃあこれあげる」と、渡したのは2センチくらいのMON　CHERIというピンクのチョコ。イタリアでも冬季限定販売のチョコで､中にブランデー漬けのチェリーが入っている一口サイズのピンクのチョコ。「ありがとう」（ちなみに萩野さんは私より結構年下ですが完全タメ口ｖｖ）すぐさまぽいっと口に放り込む。「おいしい？」「うん。でも冷たい」冷たい？ブランデーが舌に寒かったかな。ごめんね。
他の人も色めき立ち､早速｢磯の味はどう？｣とおせんべいをあげたりしていた。屈託なく食べちゃう萩野さん。ファンは、うれし～。
コロッセオは凄かった。巨大で古くて迫力だった。「すげーすげー」と連発する萩野さん。エレベーターで上まで登って､見物することになっている。登ったら､あら、いきなりツーショット撮影会に。人が撮るのを見ていると自分もぜひとも撮りたいのが人情と言うもの。いやな顔一つせず付き合ってくれる萩野さん。私も撮りましたです､はい。肩を抱いてもらって､サイコーに幸せな笑顔で写りました！
その後､マネージャーのＴさんと､長良プロダクションのＹさんと､添乗員のＷさんと､4人で撮ってもらう。最強タッグ？
このあと私は萩野さんとはぐれてしまいました。みんなでぞろぞろ移動して､決闘する真似なんかして､楽しく過ごされたよう。残念。私はコロッセオが凄いので､見とれているうちに遅れをとってしまったの。
それからが大変だった。添乗員さんに､あの辺に出口がありますから､そこから降りて､左（右かな？）のところで集合、と指示されていたのに､出口が見つからないのです。フィレンツェで顰蹙ものの遅刻をした私､今度は遅れまいと円形にずーっと走っていくのだけど､出口ないよ！一人だし､どうしよう。イタリア少年たちの修学旅行生（小学生？）に「コンニチハ！」「ハローハロー」と声をかけられ､「こんにちは！」とお返事して受けたりしたが出口はない。結局､一周してもとのエレベーターで下へ。そしたら、ガイドのＭさんが一緒に乗ってくるではありませんか。こんなに心強かったことはない。何でも､皆はまだ上にいて､時間を引き伸ばしているのは萩野さん本人だそうだ。なーんだ。ホッ。
だから最初に集合場所に着いた私。Ｍさんと写真を撮ったりしてもらう。
お次はパンテオン。わー立派な建物だなあ。中に入ってびっくり､ドーム状の天井の真中に丸い穴があいていて､日光が入ってくる。萩野さんはここでサングラスをかけたかな？ラファエロの墓があって､写真を撮ってもらう。ラファエロは､自分の墓の上には聖母子像を建ててくれ､と遺言したという。その通りになっていました。そしてコンパクトフラッシュの画素が足りないというのに､なぜか3枚も写っていた。中は壮麗で､キリスト教寺院として使われたから残ったそうな。
徒歩で移動する途中、映画のパンフレットを売っている屋台を見つけた萩野さん。列の最後尾だったのだが、ふら～と吸い寄せられるように覗き込み、興味深げにふむふむ。やっぱり、お好きなんですね。でも皆行っちゃいましたよ。しかし添乗員さんと二人、あれこれ見る萩野さん。最後は名残惜しそうに、「また、ここへ戻ってこられますかね？」っておっしゃっていました。私はそれを後ろからそっと見てた。おいしい？
さあ、次はあの有名なトレビの泉ですよ。わああ、大きい。彫刻凄い。たくさんの観光客で溢れかえっている。萩野さんはいたく気に入ったようで､写真を撮る撮る。道路に座って撮る､寝転んで撮る､身体を限界まで反らして撮る（身体､柔らかーい）。もう夢中。同行のファン忘れている？自由闊達。それを撮る私たち。何か妙ねえ。
それから、コイン投げ。後ろ向きに右の肩越しに､っていうのになんか背中反らして投げていますよ。でもかっこいいの。決まってる。何度も言うけど､さすが役者さん。
私もコインを投げました。1ユーロを投げて､「もう一回来られますように」それからもう一度､今度は50セント2枚投げて､「ステキな恋人が出来ますように」内緒よ？
さて、ここでお約束のジェラード。わたしは「ＮＡＫＡＴＡ」（バニラに赤いソースが入ってる。日の丸らしい）とチョコミント。結構おいしい。食べ終わると､萩野さんも食べてるじゃありませんか（ティラミスだったらしい）。それも絵になる街角の（上に彫刻なんかあったりして）一角で。早速皆､撮影ターイム。萩野さんは全然気にせず､マイペースで食べている。ああ、こういうところが､いいわあ。
また徒歩で移動。街角で、焼き栗売りがいた。萩野さんの横を歩いていた人が「ア、焼き栗！おいしそう」と言って、すーっと通り過ぎる。イタリアの焼き栗！こんな機会もうないかも、と思った私は立ち止まり、即効買った。焼き栗売りの太ったおじさんは、何か感動してありがとう、ありがとう、って感じ。紙袋に入ったそれを、皆に配って歩く。「はい、焼き栗ですよ～」もちろん萩野さんにも。熱くて、ほくほくして、ほんのり甘くて、甘栗とは違う味。
スペイン広場に出て､一旦解散。各自お昼御飯とフリータイム。萩野さんはいずこへともなく消えていく。
まずは階段で､皆でアン王女（ヘップバーン）の真似。を撮影。それからプラダへ。友達の一人が､叔母さんに鞄を頼まれているそーな。5人くらいで店に入る。
ここはブランドストリート。ブルガリ、マックスマーラー､ルイヴィトン､私の知らないたくさんのブランドの店が､まっすぐの道路を挟んでずらーっと並んでいる。すごいすごい。何だか凄い。
ブルガリの前で写真を撮ったら､なんとバッテリーが切れてしまった。ぎゃあああ。声無き悲鳴。焦った。このあとも萩野さんと観光なのに！
お昼を食べに行く皆と分かれて､電池を買いに走る。幸い､露天商ですぐ買えた。あー一人で御飯だな､時間もないしマクドナルドにするかな､でもやだな、と、路地を入ったらみんなが道のテーブルで手を振ってる！わーいｖｖｖ
テーブルについて､速攻パニーニとカプチーノを注文。皆はピザやパスタ。「お昼御飯なのに…」とウェイターのお兄さんは不満そう。いいの！私はそんなに食べられないの！
しかし来るのが遅い。じりじり。パニーニはさすがに最初に来た。
先に食べ終わって､そろそろ他の人のが来ると､ピザがでかい。「Ｃさん､すこし食べて」と、3切れももらってしまった。けぷっ。
もう集合時間ぎりぎりだ。
集合場所はスペイン階段の上。
またまたツーショットターイム。手すりの上に､身軽に座る萩野さん。下はずうっと見下ろせる高い高い場所なのに､全然平気だと言う。ここで、迂闊にも萩野さんが高所恐怖症だと知らなかった私は､「へーこの人高いとこ平気なんだあ」と思ってしまった。これは伏線となる出来事。スミマセン､萩野さん。
雲が空を覆い、その切れ目から太陽の光が差し込んでくる。ヤコブの梯子？美しい。
このあとは､予定になかった観光なので、ボルゲーゼ公園をぶらぶら歩く。広広として木々の緑がきれいな公園。道幅もゆったりしている。大きな松ぼっくりを拾った。萩野さんがバールのトイレに行ってる間に写真を撮る。
また散策。と、向こうから馬に乗った二人の騎兵さん（警官？？）が！まあ、優雅。思わず写真を。
てけてけ歩く。歩く。歩く。すると、上空に青い気球が。あらー。ここでトイレ休憩。トイレの列に並んでいた私は知らなかったのだが、希望者は気球に乗ることになったらしい。もちろん萩野さんも。20ユーロ？だったかな。地上に残ったのは3人。
さてここで、私は萩野さんが高所恐怖症だと、本当に夢にも思っていなかったのです。それで、｢緊張するなあ｣とか言ってるのを、不思議に思っていた（バカ！）
気球はゆっくり地上に降りてきた。さて乗り込みます。ドーナツ型に乗るところがあって、白いネットが張ってある。ここでニヤニヤしながら（？）萩野さんを写真に撮ろうとする長良プロダクションのＹさんを、「悪魔みたーいぃ」と。登ってく登ってく。眼下にローマの街が見える。いい景色。（私は高いところ全然平気なので…煙と一緒）屋根がオレンジで、イタリアだなあ。
萩野さん、何か落ち着きない。うわっうわっとかいい景色とか脈絡ないことを口走っている。最高層まで上ったところで、萩野さんうわあ、俺ダメ！って座っちゃったりする。かと思うと、添乗員さんに｢あれがコロッセオですよ｣と指摘されて「あ、ほんと！」なんて感心したりも。私はどこまで冗談なのかな？と思いつつ（だからバカ！）写真を撮りたいと萩野さんに寄っていってシャッターを切った。（私の後ろにも一人にじり寄っていた）それがちょうど、座っちゃったときだった。怖いの？もしかして怖いの？ああっご、ごめんなさい！！！
しかしすばやく立ち直った萩野さん、「ぜーんぜん平気！」と胸を張る。さすがですね。そして皆にもっと広がって広がって！寄っちゃダメ、傾くでしょ！と仕切り始める。それでも何となく、数名萩野さんの写真を撮りたがってじりじり寄ってくる。私も気を取り直してカメラを向け、「萩野さんこっち向いてー」「向いてるよぉ」その声がちょっと上ずっていました。私のカメラが編集モードで、萩野さんが写ってなかったの。ごめんね。撮影モードに直してもう一度かしゃっ。現像してみたら、やっぱり緊張したお顔でした。ありがとう。ご、ごめんね（汗）。しかし他の人も結構撮っていた。
そして地上に降りていく気球。地上に着いた途端、萩野さんはネットに寄りかかり、「俺、こんなのぜーんぜん平気！」とニコニコして笑いをとっていた。
それからはさしたるイベントもなく。公園を抜けて解散。萩野さんは一人一人に声をかけて、じゃあね、と笑顔で去っていった。やっぱり！ステキな人だあ。私、謝りそこねちゃったよ。知らなくって、思いやれなくて、本当にごめんなさい！！

　2月14日

今日はローマ観光の後､待望のヴァレンタインディナー。ローマを回って､タクシーでホテルに無事帰る。ホッ。
一休み一休み。
デジカメの画素が残り少ない。涙をのんで､風景写真を消去していく。だって、萩野さんを撮りたいんだもん！
そして洗顔。ここで危機が。食生活のせいか､大きな吹き出物ができてしまって､みっともないのだ。化粧品は持ってないし。電話でＹさんに泣きつく。彼女の部屋へ行って､お化粧品を貸してもらった。化粧指導もしてくれた。にきび痕が目立たない！あ、ありがとう。
しかしもうコンタクトが限界。メガネでパーティーに（悲）
パーティ会場はとある大きめなレストランの2階個室。赤いハートの風船がいっぱい。萩野席よりちょっとはなれたところに着席。
萩野さん登場！真っ赤なバラの花束を抱え､笑顔で「ケッベーラ！（あなたはなんて美しいんだ）」と言い（叫び？）ながら一人に一本渡していく。（後日私はドライフラワーにした）「グラッチェ」と嬉しそうに受け取る面々。それから、気球に乗らなかった3人の方へ絵のプレゼント。萩野さんの心遣いは素敵だわ。惚れ直しちゃう。
そして「サルーテ（乾杯）！」とシャンパンを。軽くスピーチ。
萩野さんが着席すると､おもむろに食事会に突入。私の正面に近いのだが､お互いが部屋の端と端で遠すぎて何話してるのか分からないので（昔ジュース？ビール？を1ケース持ち出したという話が聞こえた）､同席の4人の人たちと歓談。最初に来たのは､カルボナーラ。あ、嬉しいな､食べてみたかったんだ。でも日本の味と､そう変わらないのね。
次は､お魚料理。の、前に萩野さんがテーブルに来ました！私の正面だあ。隣の席の人に､気球体験のとき「落ちたらどうしよう」と言ったら「死ぬだけ」と返した君は冷たかった､とからかう萩野さん。他の人とも話す。でも私とは目が合わないの。いいわ、写真撮るわ。パシャッパシャッ。そこで魚の料理が来て､萩野さん戻っちゃいました。あーん短すぎる滞在。
デザートが来て､他のテーブルに行く萩野さん（戻ってくるよって言ってたのに来なかった（悲））私は気もそぞろでデザートの味は覚えていません。まあ、普通だったかな。このツアー、全体的に食事は大したことなかったよ。最後にエスプレッソ。ひとなめくらいの。
さあて、2ショット写真のお時間です。
と、添乗員さんが言った途端､ざわざわと化粧直しを始めたり､何となく引いたり､牽制しあっているかのようなファンたち。結局､私がトップバッターに。
用意された席に座り､プレゼントを渡しながら､「そこには､世界で一つしかないものがあります。何でしょう～？」「えー」はい、携帯ストラップです。萩野さんの顔の。身体は孫悟空。「分身君」と言うそうな。
「え・え・あーほんとだー」「ジャングルのときの写真で作ってもらったんですよ」何となくテンションが低い。あがっているのか､私！ここはウケを取るところだろう！何か言え！えーい言葉が出てこない。
萩野さんにも「ふーん」って感じで流されちゃいました。あらま、ちょっと残念。
チョコレートは､ゴディバ。それにインディアンのサンフェイスの砂絵をつけて､ブルー系の柔らかい紙で全体をキレイにラッピングしてもらいました（ストラップは外に出しておいた）食べてくれたかな。無理かな。
サイン帳にサインをお願いする。「頑張れ」って書いてください､と頼んだら「頑張ってね」と書いてくれました。喜。
あまりお話もせず､写真を撮って､それではとバトンタッチ。ああ、もっと話したかった。
しみじみとサインを眺め､幸せを噛みしめる。
しかしさ、こういう2ショットって、後の方ほど有利というか、話が長く取れたり､サインを複数頼んだり､アレンジが効くものですね。なんか羨ましかった。
だから時間が押して押して､集合写真が取れませんでした。
さてお開き。萩野さんのスピーチ。「ファンの人たちとこういう風にバレンタインを過ごせて…」とかしゃべっている内容は忘れてしまったが、じーんとしたのを覚えている。萩野さん､いい人だ！
それじゃあ！と去る姿もかっこいい。
最高のヴァレンタインでした！